熱中症対策と感染予防を両立「マウスシールド」

手持ちのヘルメットに装着可能
長野市のヤハタ・クリエイションが開発・販売

ヘルメット用マウスシールド。あごひもに簡単に装着できる

口の周りを透明素材で覆うことで、息苦しさを感じることなく唾の飛散を防止できるマウスシールド。清水建設が夏場の熱中症リスクの低減と新型コロナウイルスの感染症対策の両立を目的に全国の建設現場で配備を進めるなどし、夏本番を前に注目を集めているが、県内でも、長野市のヤハタ・クリエイションがヘルメット装着型の独自のマウスシールドを開発し、6月29日から販売を開始している。

同社のマウスシールドでは素材にPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを使用。シールドの端を折り曲げることで、ヘルメットのあごひもに引っ掛ける形で簡単に装着することができるのが特徴だ。医療用ではないため使用状況に合わせて消毒をする必要があるが、繰り返し使用することができる。価格は8枚1セットで3,200円(税別)。

同社では、3Dプリンターで製造したフレームに、透明フィルムを装着した汎用的なマウスシールドも製造販売している。価格は3個1セットで2,940円(税別)で、受注生産のため一日に生産できる個数に限りがある。

汎用的なマウスシールド

この他、感染症対策ツールとして、飛沫感染防止用ビニールカーテンやダンボール製の消毒液スタンドなども販売している。

■製品に関する問い合わせ
株式会社ヤハタ・クリエイション/TEL 026-235-5522