太陽光発電と蓄電設備を備え、設置・移設も簡単

自立電源供給型のユニットハウス「ソーラーシステムハウス」(ダイワテック)

 太陽光発電パネルと蓄電設備を備えた自立電源供給型ユニットハウス「ソーラーシステムハウス」-。設置に伴う電気工事が不要で、設置はもちろん移設なども簡単に行えるのが特長だ。電気の確保が難しい現場や災害緊急時対応の仮設事務所などに使われている。同じ自立電源供給型の発電機利用タイプと比べても、騒音を気にせず使えることから市街地や住宅街の現場にも適しているという。
 室内には、エアコン、LED照明、床カーペット、ブラインドのほか、入口には夜間は屋外灯としても便利なLED表示パネルを標準で完備。このほか、発電量・蓄電量・消費電力量が一目で確認できる液晶モニターを室内に設置し、リアルタイムで電力の状況が確認できるようになっている。さらにメーカー側でもその状況を遠隔で管理しており、天候や日照の関係で使用量に対して発電量が下回っている際は、現場担当者に状況を知らせるといった運用面でのサポートを行っている。
 発電量は1日あたり平均3.5 kWh(冬)~6 kWh(夏)。蓄電容量は最大約11kWh。「天候不良で無日照が続いたとしても蓄電設備からの電源供給で約3日間の運用は可能」(同社担当者)という。今後はバイオトイレを併設した新製品の発売も予定。国土交通省新技術情報システム「NETIS」登録製品。
 ソーラーシステムハウスは、リース契約が基本。利用料は4坪の標準タイプで日/1万円(NETIS登録記載)。「太陽光や蓄電設備のコストは必要となるが、商用電源の利用手続きや引き込み配線工事の手間、発電機のリース・燃料代なども考慮するとその負担は軽減できる。自然エネルギーの活用で電気代ゼロ、建設現場のC02排出削減にも寄与できる」(同社担当者)と話す。

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株式会社ダイワテック新潟営業所 TEL025-384-8617