集中豪雨やヒートアイランド対策に機能発揮

透水性コンクリート「エコロジ・ぺイブ」(炭平コーポレーション株式会社)

 断面に空隙を連続させて形成する舗装材で舗装版内に高い透水・排水機能を持たせることができる透水性コンクリート(ポーラスコンクリート)「エコロジ・ぺイブ」-。「集中豪雨の際に雨水をすばやく地下浸透させ、一時的に路面下に貯留することで、河川氾濫の原因となる排水設備への負担軽減や河川への直接流入を抑えることが期待できる」(同社担当者)と説明する。
 また、一般的に使用されているアスファルト系舗装材に比べ、舗装表面が白色系に近いため「太陽光の反射率を下げ、炎天下での舗装表面の温度上昇を抑制。ヒートアイランド対策にも有効」(同)という。空隙が自動車の騒音を抑える効果や、高い耐久性によるインフラの長寿命化、再生可能な点はライフサイクルコストの削減も期待できるという。
 施工性の高さも特長の一つ。現場添加型の混合剤を用いることで生コンプラントでの製造負担を軽減できるほか、速乾性が高く打設後の仕上がりが早いため「施工効率や工期の短縮も見込める」(同)とする。供給は施工管理までを含めた責任施工で対応。「地域の資源で生産したものを、地域の職人が手掛けるという地産地消も同製品の特長」(同)と語る。

■製品に関するお問い合わせ先
炭平コーポレーション株式会社 長野支店
TEL:026-243-6111