面倒な作業不要、わずかな費用で水位遠隔監視が可能に

月額定額利用の「簡易無線水位計測サービス」(アムニモ)

 月額定額料金で利用できる「簡易無線水位計測サービス」。水位計の購入や設置に伴う電源工事などが不要。わずかな導入初期費用で建設現場の水位計測・監視を開始することができる。
 同サービスは、①無線水位計と携帯電話回線によるデータ通信②水位の状況などをパソコンなどで監視できるクラウドサービスをパッケージ化して提供。利用者は、契約後に提供される無線水位計(写真1)を現場に設置し、電源を起動させるだけで簡単に計測・監視が行える。水位計の購入、通信契約、遠隔監視システムの準備など面倒な作業を必要がない。水位計本体も内臓電池(リチウム)で作動するため電気配線工事などもいらない。
 利用料は月額3万円(税別)から。利用期間は最短6か月(6か月以降は1か月単位で設定可能)から契約が可能。データの通信回線はドコモの3Gを使用。水位測定は0~10m、測定制度は±10㎜(※)という仕様だ。重量は約3kg、センサケーブルは最大30mまで対応できる。
 「近年、ゲリラ豪雨、台風などによる水害のリスクは様々な場面で想定され、大規模な河川だけでなく、小さなため池や河川の工事現場など、様々なシーンで水位の監視が求められている。しかし、常設型の水位計は設置にかかるコストも高く、簡単に導入することは困難。同社サービスは遠隔管理システムも含めた月額の定額料金で利用でき、太陽光利用の水位計に比べても日照不足による計測停止の心配がないのも特長」(同社担当者)という。

■製品に関するお問い合わせ先
 アムニモ株式会社/TEL:050-3196-4774