構造物設置型の落石防護柵「TFバリア」

大掛かりな足場や建機が不要(北陽建設)

  新設・既設の構造物に設置でき、従来工法に比べ大掛かりな足場や大型建機を使わずに作業できる構造物設置型の落石防護柵「TFバリア」。支柱を「くの字」型にすることで、既存ブロック積擁壁を傷つけずに設置が可能。擁壁ブロック面のほか、斜面の中腹部などにも設置ができ、設置時の構造物補強やかさ上げなどの必要もない。山側の控えロープが不要で、既設構造物上に設置する構造のため、既設のコンクリート構造物やワイヤーロープ式防護柵を生かしながら補強できるのも特徴。
 防護柵の柵高は3m、柵ピッチは最大10mまで。支柱の重さを約290kg程度にするなど「構成部材を軽量化したことで、小型クレーンでの作業が可能。作業足場の設置費用や時間も従来工法(支柱式)に比べて削減でき、施工性や経済性にも優れた工法技術」(同社担当者)。
 国土交通省新技術情報提供システム(NETIS)登録製品。落石の衝突エネルギーは、国土交通省道路局「道路土工構造物技術基準(2015年3月)」における道路土木構造物の要求性能区分(性能1)に該当する200KJまで対応。
 「ブロック擁壁面に直接設置する場合は支柱で擁壁を前面から押さえるつける構造のため、擁壁の補強効果も期待できる」(同)。概算費用は材料費などを含め1mあたり20 ~ 25万円程度。工期は60m程度の防護柵設置で2~3週間前後。東亜グラウト工業と共同開発製品。

■製品に関する問い合わせ
北陽建設株式会社 技術管理室(大町市)/TEL:0261-22-1155