「スプリットン05(ゼロファイブ)」

施工性を向上、自然石に近い風合いで景観と調和(山富産業株式会社)

 熟練技術を必要とせず、1㎡当たり2 個のコンクリートブロックを機械で積むことで施工性を格段に向上させた0.5㎡規格の大型コンクリートブロック。機械化による省力化や工期短縮が図れるとして、ここ数年、多くの現場で採用が進む。その0.5㎡規格サイズで唯一の割肌のブロックとなるのが「スプリットン05(ゼロファイブ)」だ。
 スプリットンブロックは、2 個のブロックを一体成型し、硬化後に2 つに割り自然石のような割肌をつくりだすもの。「化粧型枠の規則正しい模様とは違い、ランダムな凹凸で多様な模様となる。スプリットンブロックの割肌は自然石に近い風合いを生み出し、景観と調和した護岸、住宅地や道路沿いの擁壁をつくりだすことができる」(同社担当者)。
 割肌の平均明度は3.5 〜5 と低く、周辺環境と調和しやすいのも特徴。明度、彩度、テクスチャーは「国土交通省が災害復旧における標準的な復旧方法を示したガイドライン(美しい山河を守る災害復旧基本方針)にも適合。汎用性の高いコンクリートブロック」(同)という。
 スプリットン05 は、「面取り無し」(外周の角を削らない)タイプの製造も可能。「縦横の目地を目立たなくすることで、割肌の凹凸をさらに強調させ、より自然な風合いを生みだすこともできる」(同)。

■製品に関する問い合わせ先
山富産業株式会社(松本市)/TEL:0263−25−0387