【イベント案内】8月10日開催: ゼロカーボン長野プログラム2022 グリーンインフラフォーラム

  • CPDS 4~5ユニット※
  • 建コンCPD
  • 測量系CPD
  • 建築系CPD

※は申請中

ゼロカーボン長野プログラム2022 グリーンインフラフォーラム

「オンラインシンポジウム」

~流域治水におけるグリーンインフラの役割と可能性~

いま、持続可能なまちづくりや環境保全を実現するうえで、「グリーンインフラ」が注目されています。まだ、なじみの薄い言葉ですが、どのような意味で、どのような効果が期待できるのでしょうか?

 長野県が昨年4月に策定した『信州まちなかグリーンインフラ推進計画』では、様々な公共インフラや都市空間にグリーンインフラの導入と普及が目指されています。今回は、「流域治水」にフォーカスして、グリーンインフラを理解し、取り組んでいくことをテーマにしたオンラインシンポジウムを開催します。

令和元年東日本台風で甚大な被害の発生した千曲川水系では、国、県、市町村をはじめとする多様な関係者が連携して「流域治水」の考え方を取り入れた対策が進められています。

 この取組においてグリーンインフラがどのような役割を果たすのか、その可能性も含め、最新の知見をもつ学識経験者の基調講演と行政・技術者を交えたパネルディスカッションに学びましょう。

※このセミナーは「CPDS」「土木学会CPD」「造園CPD」の認定講座となります。「受講証明書」の希望者は別途登録に関する費用が必要となります。⇐詳細、お申込はコチラをクリック。

開催概要

時間 8月10日(水)13:00~17:30 (ZOOM入室開始 12:20)※予定 
会場 ウェブ会議ツール『ZOOM』によるオンラインシンポジウム
(動画配信サービスYouTubeによるライブ配信と収録配信を併用予定)
継続学習支援制度 ・CPDS ~5ユニット/土木学会CPD4単位/造園CPD(受講証明書発行) 
※申請予定・いずれか一つ。/単位の申請は事務局が代行します。申請にあたり登録に必要な費用がかかります。※詳しくはお申込フォームをご覧ください。
※土木学会以外の団体に提出する場合の方法等は提出先団体に事前にご確認ください。他団体が運営するCPD制度に関する内容については回答いたし兼ねます
定員 300名 (先着順:定員に達し次第受付終了となります)
受講料 ■ 無料 
申込締切 8月5日(金)15:00まで
主催 特定非営利活動法人CO2バンク推進機構 
共催 信州緑花ネットワーク、(一財)日本造園修景協会長野県支部
後援 国土交通省北陸地方整備局千曲川河川事務所、長野県、長野県教育委員会、長野市、長野市教育委員会、新建新聞社(運営協力)

⇩⇩※無料での参加は、オレンジ色の「参加申し込み」より入りください。⇩⇩

チラシダウンロード

「CPDS」「土木学会CPD」「造園CPD」お申込は希望者はコチラから

オンラインシンポジウム開催概要

※一部、時間調整につき変更する場合があります。予めご了承ください。

開会

■ 13:00

ご挨拶

イントロダクション

■ 13:05~13:15

・イントロダクション 『グリーンインフラと流域治水について』

信州大学 
社会基盤研究所地域デザイン部門 准教授 上原 三知信州大学 先鋭領域研究群社会基盤研究所地域デザイン部門 准教授 (農学部併任) 九州大学大学院芸術工学博士課程で博士(芸術工学)を取得後、神戸芸術工科大学の助教を経て現職。専門はデザイン・サイエンス、ランドスケープデザイン。近年では、東日本大震災における復興計画の実務と研究を実践している。同テーマで2018年 IFLA AAPME AwardでOutstanding Award、2021年グッドデザイン賞 (街区・地区計画部門)を受賞。研究面では、2021年日本国際賞平成記念研究助成を受けていてる。

【生態系と減災・防災】これからの都市・地域づくりの「変え方」
〜気候変動・激甚災害と持続的な街づくりの両立と、異なる意見を活かした合意形成のためのデザイン・サイエンス〜

第1部:基調講演

13:15~14:45

基調講演1『あらゆる対策を総動員する流域治水』

信州大学
工学部 水環境・土木工学科 教授 吉谷 純一1961年札幌生まれ。1995年カリフォルニア大学デービス校修了。建設省土木研究所、国土交通省国土技術政策総合研究所、京都大学防災研究所勤務などを経て、現在は信州大学教授。2002年ヨーロッパ水害調査団員、土木学会令和元年東日本台風災害調査団地区団長を務める。

令和元年千曲川災害以降、河川管理者だけでなく関係者全員であらゆる対策を総動員する流域治水が進められている。千曲川流域で進められる、ため池貯留、利水ダムの活用、逃げ遅れゼロ対策の流域治水の事例と課題を紹介する。

基調講演2『流域治水 × グリーンインフラ ー 今後の展望と課題』

滋賀県立大学
環境科学部 准教授 瀧 健太郎川の日(7月7日)生まれ。大阪府出身。京都大学大学院修了後、民間企業を経て滋賀県庁勤務(18年間)ののち現職。河川・流域政策の実務を長年にわたって担当。国内外のたくさんの川やそこに関わる人びととの出会いを通じて、地域に愛される川こそが“いい川”だと信じるようになった。
現在は、流域の水循環と社会システムとの相互関係に着目し、持続可能な流域社会の実現に向けた政策や計画に関する研究を進めている。流域政策・計画に関する学問分野の体系化を目指す。

令和3年11月に流域治水関連法が全面施行され、流域治水の時代が幕を開けた。また、関連法の付帯決議にはグリーンインフラの推進が謳われている。流域治水とグリーンインフラはどのようにシナジー効果を生み出すことができるのか、滋賀県での実務経験を踏まえ技術的・制度的側面から考える。

基調講演3『みんなで取り組める流域治水』

公立大学法人長野県立大学大学院
ソーシャルイノベーション研究科 教授、ソーシャルイノベーション創出センター長 秋葉 芳江民間企業勤務後、起業。社会的事業創出と起業家支援に注力。2015年より京都市ソーシャルイノベーション研究所、2018年より大学勤務。農林水産省「持続可能な生産消費形態のあり方検討会」座長ほか長野県、県内各市の審議会委員。流域治水関連では、二級河川において河川整備基本方針策定および河川整備計画策定の委員会に参画。

流域治水は、流域全体でだれでもが小さなところ、身近なところから取り組めるアクションです。具体的な取り組み事例を紹介しつつ、多様な切口で流域治水へのアクションが考えられることもお伝えしたいと思います。
休憩 20分

第2部         パネルディスカッション

15:00~ 17:20

情報提供1

国土交通省 北陸地方整備局 千曲川河川事務所 
所長 中根 達人

情報提供2『長野県における流域治水の取組について』

長野県建設部
次長 小松 誠司R元年度 建設部河川課企画幹、R2年度 建設部建設政策課技術管理室 主任専門指導員、R3年度 建設部河川課長、R4年度 建設部次長として現在に至る。 

情報提供3『ランドスケープの可能性』

一般社団法人ランドスケープコンサルタンツ協会 
会長 金清 典広高野ランドスケーププランニング(株)代表。1957年香川県善通寺市生まれ。千葉大学園芸学部卒。マレーシア、フランスなどで海外プロジェクトを経験。帰国後、北海道を拠点に、庭園から大規模公園、地域計画、国土計画など様々な規模のプロジェクトに携わる。現在、(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長、ランドスケープ経営研究会会長、2008年日本造園学会賞(設計作品部門)受賞。2017年佐藤国際交流賞受賞。2022年北村賞受賞。共著に『ランドスケープの仕事』(彰国社、2003)発刊。

北海道の事例(帯広の森、北海道立十勝エコロジーパーク、十勝千年の森など)から、田園地域ならではのグリーンインフラの可能性や、ランドスケープ・アーキテクト的な職能、教育の意義などをお話ししようと考えております。ランドスケープで広がる世界観について興味を持っていただければと存じます。

『流域治水におけるグリーンインフラの役割』

◯コーディネーター
信州大学社会基盤研究所地域デザイン部門 准教授   上原三知氏

○パネリスト※登壇予定 (順不同)

・信州大学工学部 水環境 土木工学科 教授 吉谷純一 氏

・滋賀県立大学 環境科学部 准教授 瀧健太郎氏

・国土交通省 北陸地方整備局千曲川河川事務所 所長 中根達人氏

・長野県 建設部 次長 小松誠司氏

・一般社団法人ランドスケープコンサルタンツ協会 会長 金清典広氏

17:20 質疑応答※事前質問への回答

・・・・・17:20~ 主催者あいさつ・・・・・

17:30 閉会
チラシダウンロード

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新建新聞社とは
新建新聞社は長野県長野市に本社を置く、創業70年を超える「インフラメディア」企業です。 国土交通省建設専門紙記者会などに加盟。自らも地域に生きる中小企業である企業市民としての目線と当事者意識をベースに、「建設」「住宅」「危機管理」という地域のインフラに関わる分野で専門メディアを発刊しています。建設分野においては、長野県内で新聞メディア(業界情報紙・日刊工事情報紙)やウェブでの情報提供サービス、セミナーなどを通じて、建設業界に関わる様々な情報を発信。地域建設業の応援紙として活動しております。