通話や通信を複数で、日常業務+災害時にも有効
グループ通話機能や写真動画の共有機能を使い、現場と現場事務所間などの連絡を複数の関係者で一斉に行うことができる「ハザードトークHT906M」。災害時に電話が発信規制になった場合でも、通話や通信ができ、災害対応時の情報共有にも有効だ。
特徴は、専用のデータ帯域を通じて音声をパケットに変換し通信することで、災害時に混み合う音声帯域などを利用せずに通話できること。アクセスの集中で電話がつながりにくい状況なども回避できる。通信キャリアの回線を利用しているので広範囲での利用も可能。スマホ感覚で使え、地震や大雨・河川洪水などの緊急災害情報の通知機能も備える。
通話は、ハザードトーク同士なら全国どこでも定額(月額・税別1,800 円〜)で話し放題。050 番号を使えば固定電話や衛星携帯など相手の機種を問わず無料または安価で通話ができる。本体端末はおおむね15 万円前後。5 年間のリース契約も可能。「建設現場では日常作業で距離や人数に制限されず工事の状況などを共有することが可能。実際にNEXCO 中日本の工事現場でも使われた」(同社担当者)。
2019 年6 月には、通信キャリアを自動選択する通信冗長化型の新機種「ハザードトークエニー」を発売。一つの通信キャリアに依存しない通信体制を構築することで「山間部など特定通信会社の電波が弱いエリアでも、自動的に他の強い通信会社の電波を拾い、通話や通信が可能となる」(同)という。
■問い合わせ先
テレネット株式会社(飯田市)
TEL:0120-266-860