土木インフラセミナー 砂防緊急対策編

  • CPDS 8ユニット
  • 建コンCPD 7単位
  • 測量系CPD 7単位
  • 建築系CPD

今知っておくべき砂防現場の最先端技術

同時多発化、大規模化する土砂災害に備え、3か年の緊急対策や中小河川緊急治水対策プロジェクトなど、砂防インフラの強化が急ピッチで進んでおります。困難な現場状況が多い砂防現場の安全管理や生産性の向上には多くの課題が残されております。今回のセミナーでは、ICT(CIM活用設計・無人化施工)、流木対策、工期短縮など様々な工夫を凝らした最新技術の活用事例を盛り込み、技術力を高め、安全で効率的な現場を実現するために、ぜひ聞いていただきたい内容を網羅しました。緊急対策を最新技術で貫徹するためのヒントをお届けします。全国的に見ても先進的な取り組みを数多くご紹介いただく貴重な機会と致しますので、万障お繰り合わせの上、ご参加いただけますこと、スタッフ一同お待ちしております。

開催概要

時間 2019年8月9日(金)
9:00〜18:00(受付開始 8:30)
会場 松筑建設会館(松本市) 3F大会議室
継続学習支援制度 CPDS8ユニット、建コンCPD7単位、測量系CPD7単位 
受講料 共催団体所属者/自治体  7,560円(税込)
購 読 者       8,640円(税込)
一般受講者    12,960円(税込)
(テキスト代、弁当代含む)
申込締切 2019年8月5日(月) 17:00まで
主催 新建新聞社
共催 (一社)建設コンサルタンツ協会、(一社)長野県測量設計業協会   
後援 国土交通省北陸地方整備局松本砂防事務所、長野県、(一社)長野県建設業協会、長野県土木施工管理技士会
チラシダウンロード

講演内容/講師紹介

Session 1

9:00 〜 10:00

『砂防行政に関する最近の話題』

国土交通省北陸地方整備局 松本砂防事務所
副所長 山路 広明

砂防における国土強靱化・流木対応・長寿命化対応・地区防災計画の策定について、などの最新の話題を解説する。北陸地方整備局におけるi-Constructionの推進に向けての取り組み・働き方改革に関する取り組み・砂防分野のICT技術の普及に向けた取り組みについても触れる。

Session 2

10:10 〜 11:10

『長野県の砂防行政  〜いのちを守り育む県づくりへの貢献〜』

長野県 建設部砂防課
課長 藤本 済

 長野県総合5か年計画「しあわせ信州創造プラン 2.0」では、「いのちを守り育む県づくり」を目指す姿として揚げており、その実現に向けて砂防においては、県土の強靭化や地域防災力の強化に取り組むこととしている。
 講演では、3か年緊急対策の実施状況を含む令和元年度の長野県砂防行政の内容、喫緊の課題である砂防工事の生産性向上に向けた現状や課題など、幅広く紹介する。

Session 3

11:20 〜 12:00

『既設砂防えん堤の摩耗対策と流木捕捉機能の追加について』

シバタ工業株式会社 第2事業部
建設設計課 課長 西村 佳樹

近年、長時間の降雨や短時間に大雨が降るゲリラ豪雨の影響から、現在でも大規模な土石流や流木被害が各地で見受けられる。そのような被害から保全対象を守る施設として、砂防えん堤があるが、ここでは、既設砂防えん堤における摩耗対策工法と既設不透過型砂防えん堤の前庭保護工に追加する流木捕捉工法を紹介する。

Session 4

13:00 〜 13:40

『コンクリート工の生産性向上に有効な埋設型枠「デコメッシュ」について』

フリー工業株式会社
建材営業推進部 部長 西澤 睦博

デコメッシュは、特殊金網の使用により、8.5㎏/枚/㎡と超軽量な埋設型枠で、組立、加工、運搬が容易であることから、工期短縮、省力化、省人化、安全性の向上が図れ、コンクリート工の生産性向上が可能である。

Session 5

13:50 〜 14:30

『既設コンクリート堰堤に流木捕捉機能を付加した張り出しタイプ(未満砂型)の施工事例について』

JFE建材株式会社 防災技術部 防災技術室
室長 吉田 一雄

近年の土砂災害に見られる特徴として,短時間での局地的豪雨や数時間にわたって同じ場所に集中豪雨をもたらす線状降水帯によって各地で大規模な土砂災害が発生している。その土砂災害の中でも土砂とともに流れてくる流木の被害が拡大しているため、国土交通省は流木等を確実に捕捉できる透過構造を有する施設の設置を推進している。さらに、既に設置されている不透過型砂防堰堤についても流木の捕捉効果を高めるための改良を行うこととしている。
本報告は国土交通省関東地方整備局利根川水系砂防事務所管内の二又沢上流第二砂防堰堤において,張り出しタイプ(未満砂型)の施工が完了したので報告する。

Session 6

14:40 〜 15:40

『土砂・洪水氾濫対策の考え方』

一般財団法人 砂防・地すべり技術センター 
企画部 課長代理 五十嵐 勇気

平成30年西日本豪雨では,呉市等で土砂・洪水氾濫が発生し甚大な被害が発生した。この災害をうけ,「防災・減災,国土強靱化のための3か年緊急対策(平成30年12月14日閣議決定)」では,土砂・洪水氾濫対策を緊急対策として位置づけている。そこで本講演では,土砂・洪水氾濫対策について,基準等から基本的な考え方を整理する。

Session 7

15:50 〜 16:50

『砂防堰堤設計におけるCIMの活用方法』

いであ株式会社 名古屋支社
河川水工部 グループマネージャ− 上葛 健太

砂防堰堤設計におけるCIMの活用方法を見出すことを目的に、「設計における精度の高い土工数量の算出」、「地形条件や建設重機の干渉等を考慮した施工計画」、「床掘時における“現場あわせ”の対応」に着目し、3つの項目について有益性及び課題を取り纏めた。

Session 8

17:00 〜 18:00

『無人化施工への挑戦』

株式会社鷲澤建設
土木部 次長 宮沢 政昭

北陸地方整備局 松本砂防事務所発注の 浦川砂防堰堤上流護岸工事で 当社としては初めての無人化施工を行なった。 二期目工事からは、自社での施工を行うこととなり、無人化機械の選定及びオペレーターの育成等、 初年度に学んだ知識に加え様々な機具を製作し無人化施工に取り組んだ。失敗例も含め現場の事例を紹介する。
閉  会 18:00

アクセス

松筑建設会館 3F大会議室

アクセス

駐車台数に限りがございます。お越しの際はできるだけ公共交通機関でのご利用をお願いいたします。
▸ 松本電鉄上高地線  信濃荒井駅(下車):徒歩15分
 大庭駅(下車)  :徒歩15分
▸ JR松本駅
 タクシー  :10〜15分
 松本周遊バス:10〜15分
 (乗車)101 松本駅アルプス口⇒(下車)107 合同庁舎⇒ (徒歩)1分