土木インフラセミナー コンクリート構造物編〜劣化診断のポイントとICTを活用した最新のメンテ技術〜

  • CPDS 4ユニット
  • 建コンCPD 4単位
  • 測量系CPD 4単位
  • 建築系CPD

新建新聞社主催 建設実務者スキルアップセミナー第5弾

土木技術者の技術研鑽と官民の情報共有
 コンクリート構造物は、高度経済成長期のストックが更新時期を迎え、そのメンテナンス費用と、担い手不足が課題となっている。これらを効率的に調査・点検し、適切な補修を行っていくことは技術者に求められる最も重要な使命となっている。
当セミナーでは、コンクリートのエキスパートにより劣化の様々な要因について、現場実例をもとに紹介し適切な補修、補強の工法選定をどのように行うかを学ぶ。また、ICTなど最新技術を活用した点検・補修についてもトップランナー事例を紹介し、現場に活かすために必要なスキルを身につける。

開催概要

時間 2019年9月13日(金)
9:50〜 15:10(受付開始 9:20)
会場 長野県自治会館(長野市)2F大会議室
継続学習支援制度 土木施工管理技士CPDS4ユニット、建コン4単位、測量系CPD4単位 ※いずれも申請予定
受講料 共催団体所属者/自治体 7,560円(税込)
購 読 者       8,640円(税込)
一般受講者    10,800円(税込)
(テキスト代、弁当代含む)
申込締切 2019年9月9日(月) 17:00まで
共催 (一社)建設コンサルタンツ協会、(一社)長野県測量設計業協会 ※依頼予定  
後援 長野県、(一社)長野県建設業協会、長野県土木施工管理技士会
※依頼予定
チラシダウンロード

講演内容/講師紹介

Session 1

9:50 〜 10:50

『コンクリート構造物の維持管理に関する最近の話題』

岐阜大学工学社会基盤工学科 教授
岐阜大学工学部附属アセットマネジメント技術研究センター 副センター長
小林 孝一

コンクリートは本来は極めて耐久的なインフラ材料であるが,その劣化には様々な種類が存在し,問題となる劣化種類も時代とともに替わってきた.昨年度に発刊された「土木学会 コンクリート標準示方書[維持管理編]の改訂内容も含め,近年問題となっている劣化についての話題などについて紹介する.

Session 2

11:00 〜 12:00

『ICT とセンサ技術を活用したコンクリート構造物の維持管理』

太平洋セメント株式会社 中央研究所企画管理部
インキュベーション推進チームリーダー 江里口 玲

社会資本メンテナンス元年以降、国交省のi-Constructionへの取組みをはじめ建設分野におけるICTやセンサの積極活用が各所で推進されている。本講演においては、コンクリート構造物の維持管理を対象に開発された無線通信を活用した各種センサやICタグについて、その概要と適用事例を中心に報告する。

Session 3

13:00 〜 14:00

『コンクリート補修工法の選定 』 〜水がかりに着目した提案〜

国土防災技術株式会社 長野支店
塩入 信一

コンクリート劣化に応じた補修工法を概説する。次に,骨材状況,施工法,コンクリート性能などから,特徴的な劣化現象と,補修工法選定上考慮すべき内容を説明する。
そして,凍結防止剤散布による塩害について,健全度と鉄筋付近の塩化物イオンに着目し,2つの補修工法の選定の考え方を紹介する。
他方,コンクリート表面における水の存在によって,内部への塩化物イオンの拡散状況や鉄筋の発錆限界値が予想を超えて大きく変化する。
このため,そのメカニズムについて説明し,コンクリート構造物の「水かかり」の有無に着目した補修の考え方を提案する。

Session 4

14:10 〜 15:10

『コンクリート構造物の補修、補強における留意点』

清水建設株式会社 土木技術本部
基盤技術部 担当部長 前田 敏也

ひび割れや鉄筋腐食等の劣化が生じるコンクリート構造物では、適切な時期に適切な補修、補強を行う必要がある。講演では、コンクリート構造物に対する補修、補強技術の紹介に留まらず、設計や施工に起因する不具合を防止するための留意点について、事例に基づいて説明する。
閉  会 15:10

アクセス

長野県自治会館 大会議室
〒380-0871長野市大字西長野字加茂北 143-8
TEL.026-232-4923

アクセス

JR長野駅より車(タクシー、バス)で約15分
上信自動車道長野ICより車で約25分
須坂長野東ICより車で約30分
長野県庁より徒歩10分