8月4日開催:「グリーンインフラ推進オンラインセミナー」

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~長野県発!これがインフラの新標準。これからのまちづくりに後れを取らないために~

県が全国に先駆けて発出した「気候危機突破宣言」を皮切りに、本年4月に『信州まちなかグリーンインフラ推進計画』を策定・公表、7月に主要4市との共同宣言を行うなど、グリーンインフラの推進と普及に向け着実に動き出したことを受け「長野県でどうグリーンインフラの浸透・普及を図るか?」をテーマに信州緑花ネットワーク主催で初開催するセミナー「グリーンインフラ推進オンラインセミナー」を開催。学識者、行政、市民協働参加のそれぞれの立場でグリーンインフラに精通した講師を招き、基調講演とパネルディスカッションの2部構成でお送りします。

※このセミナーは、「造園CPD」(建設系CPD協議会相互承認可能)および「樹木医CPD」の認定講座となります。事務局からの一括申請となります。

開催概要

時間 8月4日(水)13:30~16:30(受付13:00~13:20)予定
会場 オンラインセミナー(オンライン会議ツール『ZOOM』を利用)
継続学習支援制度 ・造園CPD    2.8単位(建設系CPD協議会加盟 受講証明書を発行可能)
・樹木医CPD   2.7単位 ※申請中
定員 100名 (先着順:定員に達し次第受付終了となります)
受講料 無料
申込締切 7月30日(金)17:00まで
主催 信州緑花ネットワーク 
共催 (一財)日本造園修景協会長野県支部 (一社)日本樹木医会長野県支部
後援 長野県

プログラム  

※一部、時間調整につき変更する場合があります。予めご了承ください。

イントロダクション

■ 13:30 ~ 13:35

阿部 守一長野県知事からのメッセージ動画

基調講演 1

■ 13:35〜 14:05 

『標準化するグリーンインフラとまちづくり』

東京農工大学
名誉教授 亀山 章東京大学農学部卒業、厚生省国立公園局技官、信州大学農学部教授を経て、現在は公益財団法人日本自然保護協会理事長、文化財指定庭園保護協議会会長、東京農工大学名誉教授に至る。
学会活動:日本緑化工学会元会長、農村計画学会元副会長、日本造園学会名誉会員・元理事、日本都市計画学会元評議員、野生生物保護学会元評議員
発刊著者:長野県の都市公園、長野県の街路樹と並木(信濃毎日新聞社出版部)、造園学、緑地生態学、生態工学(朝倉書店)、エコロード、エコパーク、雑木林の植生管理、ミティゲーション、
      自然再生、水辺のリハビリテーション、街路樹の緑化工(ソフトサイエンス社)、生物多様性緑化ハンドブック、絶滅危惧種の生態工学(地人書館)

グリーンインフラは耳に心地よい言葉であり、希望と勇気が湧いてくる。と言っても、信州は県の全土がグリーンインフラのようなものであり、四つの平を取り囲む山々は、国立公園や国定公園に指定され、国有林が多く、保安林や生態系保護地域として県土の緑の骨格をなしている。グリーンインフラそのものである。
 農村地域においても、圃場は整備され、人口減少の中で農業生産は続けられている。生活の基盤をなすグリーンインフラである。
 一方、まちのなかをみると、生活の利便性を求めて集住化がすすんできたために、みどりは相対的に少なくなり、生息する生きものも減少の傾向にある。そこで、このたびは、まちなかに目を向けて、グリーンインフラについて考えてみたい。

基調講演 2

■ 14:05〜 14:35 

『公共空間の活用(公民連携)で進めるグリーンインフラの実装』


SOWING WORKS 代表 一般財団法人公園財団 常務理事 横浜市立大学大学院 都市社会文化研究科 客員教授 町田 誠 1982年建設省入省。建設省、国土庁等で勤務、国営公園の整備管理に携わる。2000年国際園芸・造園博覧会ジャパンフローラ2000、2005年日本国際博覧会(愛知万博)、2012年全国都市緑化フェアTOKYO GREEN2012等において、会場整備、大型イベントのプロモート等に従事。さいたま市技監、東京都建設局公園緑地部長、国土交通省都市局公園緑地・景観課緑地環境室長などを経て、2016年6月から公園緑地・景観課長。2018年7月国土交通省退職。令和3年6月から(一財)公園財団常務理事。

今やまちづくりの分野は公民連携で進めることが当たり前になっている。多くのステークホルダーの参画によって、居心地が良く歩きたくなるまちなか(ウォーカブルシティ)を実現することが、まちづくりの目標となった。私自身、自然的環境は心の底から大好きである。ただ、世間ではコストとして捉えられることがまだ多いので、その実装には工夫が必要だ。

基調講演 3

■ 14:35 〜 14:50

『グリーンインフラの力を引き出すマネジメントとは?』
~みどりの中間支援組織の役割~

NPO法人Green Connection Tokyo/NPO法人NPO birth(事務局長)
代表理事 佐藤 留美公園など都市のグリーンインフラの機能を高める様々な取り組みに精通し、コーディネート力も抜群のスペシャリスト。みどりのオープンスペースに関わる産官学民のネットワークを活用し、パートナーシップ事業を展開している。みどりの中間支援組織の設立者として、全国の公園緑地やオープンスペースの保全・利活用についての相談対応・企画運営に多数携わっている。著書に「パークマネジメントがひらくまちづくりの未来」(共著、マルモ出版、2020)。グリーンインフラ官民連携プラットフォーム運営委員会委員、(一社)公園管理運営士会理事、(公財)日本花の会理事、茨城県自然博物館助言者、NPO法人都市デザインワークス理事。

さまざまな社会課題を解決する手段として、グリーンインフラが注目されています。しかしグリーンインフラはただ「在る」だけではその機能は十分に発揮されません。グリーンインフラの機能を最大限に「活かす」ためにはどのようなマネジメントが必要でしょうか。海外ではすでに、多くの中間支援組織がグリーンインフラをまちづくに活用し、サステナブルシティを目指す取組みをすすめています。本セミナーでは、日本でいち早くその必要性に気づき、みどりの中間支援組織を立ち上げ、本事業に取り組んできた講師が、狭山丘陵での実践事例(第1回グリーンインフラ大賞 生活部門 国土交通大臣賞)を中心に解説します。
休憩 10分

パネルディスカッション

15:00 ~ 16:30

『どう進める?長野県のグリーンインフラ』

◯コーディネーター
信州大学 社会基盤研究所・学術研究院農学系 准教授 上原三知 氏

○パネリスト※登壇予定 (順不同)

・東京農工大 名誉教授 亀山 章 氏

・SOWING WORKS 代表 町田 誠 氏

・Green Connection Tokyo 代表理事 佐藤 留美 氏

・長野県 建設部 部長 田下昌志 氏

・信州緑花ネットワーク 事務局長 宮入賢一郎 氏

            

新建新聞社とは
新建新聞社は長野県長野市に本社を置く、創業70年を超える「インフラメディア」企業です。 国土交通省建設専門紙記者会などに加盟。自らも地域に生きる中小企業である企業市民としての目線と当事者意識をベースに、「建設」「住宅」「危機管理」という地域のインフラに関わる分野で専門メディアを発刊しています。建設分野においては、長野県内で新聞メディア(業界情報紙・日刊工事情報紙)やウェブでの情報提供サービス、セミナーなどを通じて、建設業界に関わる様々な情報を発信。地域建設業の応援紙として活動しております。