光触媒作用でウイルスを分解・不活性化（征矢野建材／プレイリーホームズ）

　　抗ウイルス効果のある国産無垢フローリング「TSVコート塗装フローリング」。表面の塗装に光触媒作用による抗ウイルス機能を付加、表面に付着したウイルスを分解・不活性化させることでウイルスの感染力を抑える仕組みだ。効果について「バクテリオファージQβを用いた試験で、ウイルスの感染価をガラス表面と比べて10万分の1～1万分の1に低減、高い抗ウイルス性能を確認している」（同社担当者）という。
　一般的な光触媒は、紫外線のみに反応するため屋内での利用効果は期待できなかったというが「TSVコート塗装フローリングに使用する光触媒は可視光応答型で蛍光灯やLED照明のある屋内でも効果を発揮できる」（同）。光触媒自体は摩耗しないため効果も長く続くと説明する。
　フローリングは、家の中でも施工面積が広く、住む人が直接肌で触れる機会が多い場所。また、ウイルスを含んだ飛沫やホコリが落下し、壁や天井などに比べウイルスに汚染される可能性が高い場所である。「TSVコート塗装フローリングを使用することで、外部からウイルスを含んだホコリなどが付着しても不活性化して感染リスクを抑えることができ、安心な室内環境を維持できる」（同）と話す。
　素材は、県産ブランド木材「あづみの松」「あづみの桧」「しなの楢」の3種類を用意。「あずみの松」のみ標準色のほか、ブラックやチョコレートなど６種類の色が選べる。販売は0.5坪単位からで価格は14,500円（8,788円／㎡単価）。同製品は征矢野建材株式会社（松本市）とプレイリーホームズ（愛知県名古屋市）の共同開発製品。
　「県の林業活性化および森林資源の有効活用に貢献しているフローリング材」（同）という。

■製品に関する問い合わせ
　征矢野建材株式会社（松本市）／TEL0263-86-0250