【見逃し配信】地域建設業経営者の集い第2弾

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 【見逃し配信】

2025年問題の本当の危機とチャンス


【開催趣旨】

今、地域建設業は、地域を支えるという他に任すことのできない使命を負いながらも、人手不足という深刻な問題に加え、業界の未来がどのように進んでいくのかが見えにくい状況にあります。しかし、このような状況の中で新たな試みとして動くのは、既存のツールや手段に頼るばかりで、「人」や「時代」の価値変化を捉えきれていないものがほとんどです。その結果、その事例に賛同した企業だけが小さなつながりを築くだけにとどまり、地域性や関わる人の色が多様な建設業でありながら、広く集うことが難しくなっています。

そこで私たちの「集い」では、これらの課題に正面から向き合い、「2025年問題」に潜む、実は気付いていない本当の危機と、そこから見い出せるチャンスを明らかにします。特に、「人」と「時代」の価値観に即した視点で、建設業を広い視野から見通すことで、解決策を導き出すアプローチに出会うことができるでしょう。

本「集い」では、地域建設業を牽引する次世代経営者が集まり、それぞれの成功事例や挑戦を共有し、実践的な解決策を見つけ出します。これまで「縦ぐし」的に個別の課題に取り組んできた業界の流れを変え、業界全体を「横ぐし」で見通す視点が得られる場が「ここ」です。ここで得られるヒントとつながりは、企業に、業界に、そして地域に新たな力を与えるでしょう。

皆さまが直面する「崖」を超えるため、共に未来を切り拓き、建設業の新たな可能性を見つけるこの「集い」に、ぜひご参加ください。

開催概要

時間 視聴可能期間:2024年12月16日(月)~ 2025年2月28日(金)
会場 視聴方法:オンラインでのオンデマンド配信
継続学習支援制度
定員 申込:50名 
受講料 オンライン視聴 11,000円(税込)/ 一社あたり
申込締切 2025年2月26日(水)17:00まで 
主催 新建新聞社
チラシダウンロード

プログラム

イントロダクション

13:00~13:30

『2025年問題に立ち向かうための「ノウハブ」』

株式会社新建新聞社
新建新聞編集長 酒井 真一

人手不足、技術承継や進展など「2025年問題」は地域建設業にとっても大きな危機となります。打ち手は既存のツールや手段ではなく『つながり=ハブ』を軸とした『ノウハブ』にあります。イントロダクションとして、2025年問題など地域建設業を取り巻く課題について整理し、本イベントのテーマとなる「ノウハブ」についてご紹介します。

Session 1

13:40~14:15

『ブランディングって、結局中身でした』 

株式会社西村組(北海道)
取締役執行役員社長 西村 幸志郎
根本的なブランディングで大きな変革を見せる創業90年の老舗建設会社『西村組』の跡継ぎ。自分たちが住むまちのいつもをつくるド田舎スタートアップ企業『NEW HUMBER』代表取締役。経営・跡継ぎ・採用を中心に発信するXのフォロワーは10,000人超。学生時代は日本一周をして内定100社。実は地元もモノづくりもそんなに好きではない。

建設業には改革が必要だ。私もそう思います。私たちはよく「ブランディングが上手」「いろいろチャレンジしていていいね」と言っていただけますが表面だけのブランディングで失敗もしてきました。
表面だけではなく内側からジュワっと染み出てくる、そんなブランドづくり。会社の変化と、もがいている今のリアルもお伝えします。

Session 2

14:20~14:55

『頑張った人が報われる会社に~伝統を生かしつつ、新たな時代へ~』

株式会社香山組(兵庫県)
代表取締役社長 香山 昌哉兵庫県尼崎市を本社に構え、今年で創業70年を迎える『株式会社香山組』の3代目社長。社長就任前から現場に携わり、社員と同じ目線で働いてきた。32歳の頃、ようやく全社員の給料を見せてもらえる立場となり、社員の給与明細を目の当たりにした時には愕然とした。「正直、これは辞めてしまう。このままではいけない。」このことが契機となり、立て直しに乗り出す決意をした。

離職率が高かった会社を立て直すため、若手社員とのコミュニケーション強化に着手、飲み会やSNSを活用し若い世代との距離を縮めた。自分自身が感じる業界の違和感を打破すべく、若手社員の意見に耳を傾け、時には建設業の「常識」を覆すような挑戦にも試みた。社内では社員のモチベーションUPのため「頑張った人が報われる会社」を実現する。

Session 3

15:10~15:45

『SNSで建設の魅力を発信し人材を獲得』

株式会社江口組(石川県)
代表取締役社長 江口 充石川県の創業103年の土木会社を束ねる4代目社長。就任後1年かけて理念を改め、SNSやキャラクター、ブログを用いたブランド刷新を指揮。建設業の「3K(きつい、汚い、危険)」と呼ばれるイメージを払拭し、社員の1/3が女性の会社になる。採用を有利に進めるためにSNSを活用し、高い求人倍率の中でも安定採用を実現させた。

社長自らがSNSを利用し試行錯誤を続けながら情報発信に力を入れてきた。その結果、社内でも情報発信が加速。建設業に対する地域の理解と担い手の確保で成果をあげている。江口社長が目指すのは、地域に貢献する建設の仕事の魅力やそこで働く自分たちの姿、会社の雰囲気、会社の進む方向をアピールすることで幅広い人材が集まる会社に成長することだ。

Session 4

15:50~16:25

『地域建設会社からダイバーシティへの歩み~できることを一歩ずつ~』 

高木建設株式会社(長野県)
代表取締役社長 髙木 亜矢子建築・土木の公共工事、住宅・店舗の新築・リフォームや古民家再生事業などを手掛ける創業90年の総合建設会社で、2023年10月より代表取締役社長を務める。「地域」と「ヒト」を大切にする経営方針で、地域との交流や健康経営、ダイバーシティ経営、SDGs推進などに力を注ぎ、社員がいきいきと幸せに働ける環境づくりを目指す。

「社員がワクワクする会社を造る」を経営計画書に掲げ、性別、年齢、障がいの壁を取り払い、すべての社員の働きがい、生きがい、幸福度UPを見据えた「多様な人財が活躍するダイバーシティ企業」を目指す。その取り組みは地道なものばかりで、できることを一歩ずつ、地域と人と関わりながら恐れず挑戦し続けている。

パネルディスカッション

16:30~17:30

パネラー : 西村幸志郎氏 香山昌哉氏 江口充氏 髙木亜矢子氏  ※順不同

コーディネーター   酒井真一氏 新建新聞社

新建新聞社とは
新建新聞社は長野県長野市に本社を置く、創業70年を超える「インフラメディア」企業です。 国土交通省建設専門紙記者会などに加盟。自らも地域に生きる中小企業である企業市民としての目線と当事者意識をベースに、「建設」「住宅」「危機管理」という地域のインフラに関わる分野で専門メディアを発刊しています。建設分野においては、長野県内で新聞メディア(業界情報紙・日刊工事情報紙)やウェブでの情報提供サービス、セミナーなどを通じて、建設業界に関わる様々な情報を発信。地域建設業の応援紙として活動しております。
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